子どもたちに楽しく「生きる力」を ママと子どものサポーター

夏は恐竜に会いに行こう!
巨大な世界を体感できる本4選




▼─────────────────────▼
わくわくする夏休みがやってきました。全国で様々な催し物が開催されますが、ひときわ目立つのが恐竜イベントです。

夏休みの過ごし方のひとつに、「恐竜と過ごす夏休み」も候補に入れてみてはいかがでしょう。

今回は、恐竜好きの小学生の男の子、女の子が親子で楽しめる本を4冊紹介します。

テーマは「恐竜の大きさ・かたちを感じられる本」です。
▲─────────────────────▲

もしも恐竜が現代にも生きていたら!『リアルサイズ古生物図鑑 中生代編』



『リアルサイズ古生物図鑑 中生代編』土屋健(著)/ 群馬県立自然史博物館 (監修) / 技術評論社

こちらの図鑑はシリーズもので、今回紹介するのは中生代編。恐竜がたくさん登場する巻です。

見開き1ページに登場する恐竜はどれもユニークです。

ある恐竜はベッドの上にいたり、あるいは洗濯ものに干されていたり、売られていたり…。思わずクスッと笑ってしまう姿で登場します。

家庭や近所に恐竜がいたとしたら、きっとこんな感じなんだろうなぁと、恐竜のリアルなサイズ感を「感覚」として知ることができる面白い図鑑です。

学校図書館に仕入れたら、いつまで経っても戻ってこないくらいの人気で、先生からも好評でした。

古生代編は恐竜登場まで、新生代編は哺乳類が登場します。シリーズで揃えるとなお楽しい、家族で学べる図鑑です!

恐竜界のガリバー旅行記!ロマンあふれる『ダイノトピア』



『ダイノトピア―恐竜国漂流記』ジェームス・ガーニー(著)/沢近十九一(翻訳)/フレーベル館

1860年代、恐竜と人間が共存する世界に漂流した冒険家の記録が発見され、話題になりました。

その記録をもとに描かれた世界は、「恐竜(Dinosaur)」の「理想郷(Utopia)」そのもの。

「ダイノトピア」と名付けられた世界の記録が絵本になりました。

…とこれはフィクションですが、こうした導入はわくわくしますね。

恐竜と人間が共生するというのは、有り得ないことではありつつも、「人間は一体、何ができただろう」と考えるのは、今、絶滅の危機を迎えている生き物との共生を考えるきっかけにもなります。

絵画のような美しさなので、ひと味ちがう読み聞かせ時間が過ごせるかもしれません。

映像化もされているので、絵本に夢中になってくれたら、映像作品を見るのもおすすめです。

恐竜好きには人気の絵本ですが、絶版のため、図書館などで入手可能です。

子どもらしい図鑑から脱皮したい! 大人になっても読み応えのある『恐竜大図鑑 (Newton大図鑑シリーズ)』



『恐竜大図鑑 (Newton大図鑑シリーズ)』小林 快次 (監修) / ニュートンプレス

科学雑誌Newtonの「大図鑑シリーズ」。これまで自然科学や化学を中心にした内容でしたが、このたび「恐竜」が登場しました!

科学雑誌生まれの図鑑ということで内容は折り紙つき。恐竜のイメージ図、化石の写真、筋肉図…どれも美しいビジュアルで説明されています。

児童向けの図鑑は、背景白が基本ですが、こちらは黒で恐竜の美しさを際立たせているのが特徴です。

文章も各章ごとにコラム形式で恐竜の歴史に丁寧に触れているので、恐竜に詳しくない子でも世界に浸れるように配慮されています。

子どもの好奇心を刺激しつつも、大人でも読み応えがあり、親子で楽しめる内容となっています。

児童向けの図鑑だと物足りなくなってきて、ほんの少し親がリードしてあげたい時にぴったりの図鑑。

また、大図鑑といっても子どものリュックにすっぽり収まるサイズなので、夏休み中のお出かけにも大活躍しそうです。

だれも見たことのない恐竜だから『恐竜骨ぬりえ』でオリジナルの恐竜を描ける!



『恐竜 骨ぬりえ』岡田 善敬 (著) /小林 快次 (監修) / 角川書店

誰も見たことがない恐竜。目も爪も皮膚も本当の姿を知る人はいません。一体、彼らはどんな色をしていたのでしょう。

恐竜を描く絵本作家たちが想像を巡らせて彩るように、思い思いの恐竜を描いてみるのはいかがでしょう。

『恐竜 骨ぬりえ』は、恐竜の「骨」が描かれているだけ。外枠が描かれた一般的な塗り絵とは異なり、全体図をイメージしながら色付けをする塗り絵です。

全国各地の13の恐竜博物館・自然史博物館が協力して作られた『骨ぬりえ』には、巻末に博物館MAPが掲載されています。

『骨ぬりえ』を片手に絵ティラノサウルスやトリケラトプス、ステゴサウルスなど人気の恐竜を含んだ18の恐竜の化石に会いに行くのもいいですね!

研究要素としての評価も高く、自由研究としてもお薦めです。



数多ある恐竜の本のなかから「大きさ」や「かたち」に特化した本を中心に紹介しました。

気軽に外出ができないこともありますがせっかくの夏休み、今年は夏休みを皮切りに、大きな恐竜展が各地で開催されるので、思いっきり子どもの好奇心に寄り添ってあげてくださいね。

近場の恐竜展に足を運んでから、家に帰って本でじっくり研究してみることに時間に費やしてみるのはいかがでしょうか。

外出時は水分補給も忘れずにして、熱中症対策をしてください。

楽しい夏休みをお過ごしくださいね!

絵ノ本桃子さんコラム一覧はこちらから

読み物連載 専門家たちの一覧はこちらから

最新読み物一覧ページへ
 

執筆者プロフィール
絵ノ本桃子


区立図書館勤務後、育児をきっかけにシェア本屋「せんぱくBookbase」を開店。和室のある本屋として町で暮らす家族にとって読書の楽しみを提案している。本屋運営の傍ら、学校図書館勤務を経て、現在は在宅学習支援をサポートしている。3児の母。

せんぱくBookbase HP
https://bookbase1089.fun/

Instagram
@booksnanuk