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偶然をミライに活かす「5つのスキル診断」自分の得意なスキルを起点に、キャリアを広げていきましょう!

One more career  複業キャリアコンサルタント 篠田恵です。

前回は、先が見えない時代に有効な考え方として、キャリアは偶然に左右されるという「計画的偶発性理論」をご紹介しました。

ただ、偶然は偶然がゆえに、いい方にも悪い方にもどちらに転ぶかわからないですよね?



しかし、その偶然をポジティブ寄りにすることができれば、想定外の出来事がチャンスにつながる可能性がグンと高まるのではと思います。

では、実際にどのようなスキルや行動によって、ポジティブな偶然が生まれ、キャリアに活かすことができるのか?

スタンフォード大学 クランボルツ教授やカリフォルニア州立大学 レヴィン教授らによると、以下の5つのスキルがポイントだといいます。
参考文献:『Luck Is No Accident その幸運は偶然ではないんです!』/ J.D.クランボルツ、A.Sレヴィン

<偶然をミライに活かす5つのスキル>
1 好奇心…新しい学習機会を探る
2 持続性…後退にも関わらず努力を払う
3 柔軟性…態度や状況を変える
4 楽観主義…可能な限り達成可能な新しい機会を見出す
5 リスクテイク…不確実な中でも行動を起こす

今回は5つのスキルの中であなたが得意なスキルは何かを診断して、それを起点に偶然を計画的に起こす準備をしていきたいと思います。

◎「5つのスキル診断」をはじめる前に



5つのスキル診断に取り組む前に、手順と注意点をお伝えします。

<手順>
1)まずお手元に、紙とペンをご準備ください。

2)今から、1 好奇心、2 持続性、3 柔軟性、4 楽観性、5 リスクテイクについて、全部で5つの質問をします。

3)皆さまは、1〜5までの5段階で、ご自身の回答をお手元の紙に記録してください。

1:まったく当てはまらない
2:あまり当てはまらない
3:どちらとも言えない
4:やや当てはまる
5:かなり当てはまる

例)
好奇心 3
持続性 2
柔軟性 4
楽観性 1
リスクテイク 5

<注意点>
・1〜5は主観で決めてください。

・3を真ん中にしたときに、得意か苦手かで判断してください。

・この診断の目的は、現時点で、どのスキルが何点かを数値化して、自分の得意なスキルを知った上で今後に活かすことです。

◎偶然をミライに活かす5つのスキル診断

準備はできましたでしょうか?

今から、5つの質問をしますので、考えすぎずに自分の感覚でお答えください。



<偶然をミライに活かす5つのスキル診断>

Q1 好奇心
何事にも好奇心をもって取り組むことができる

Q2 持続性
人と比べれば粘り強く頑張れる方だ

Q3 柔軟性
最初に思ったことと違っても柔軟に対処できる方だ

Q4 楽観性
だいたい物事は楽観的に考える方だ

Q5 リスクテイク
いろんなことにチャレンジするのが好きな方だ

1:まったく当てはまらない
2:あまり当てはまらない
3:どちらとも言えない
4:やや当てはまる
5:かなり当てはまる

参考文献:
『キャリア・コンストラクション ワークブック 不確かな時代を生き抜くためのキャリア心理学』安達智子・下村英雄

『キャリア心理学ライフデザイン・ワークブック』杉山崇・馬場陽介・原恵子 杉本祥太郎

お疲れ様でした、質問は以上です。

1〜5までの5段階で、ご自身の回答をお手元の紙に記録してください。

自分の得意なスキルが何なのか明確になりましたか?

◎診断結果をどのように捉えたらいいのか?

このような診断をすると、どうしても点数が低い項目が気になり

●低いスキルをどうやって、克服したらいいんだろう?
●他の人と比べて、どうなんだろう?
●一般的に、この数値は人より低いの?

と考えがちですが、そもそもこの診断の目的って何でしたっけ?

そうです、この診断の目的は、自分の得意なスキルを知ってミライに活かすことでしたよね。

つまり、これは自分の得意診断でもあるんです。



もし、得意を活用する妨げになる程の弱みでなければ、今ある自分の得意にフォーカスして、さらなるスキルアップのために活用していただきたいのです!

◎苦手の克服よりも得意の強化

5つのスキル診断結果から、自分の得意なスキルは明確になりましたか?

今はまだ、ミライがボンヤリしているとしても、得意なスキルを起点に視点を変えて、小さな一歩を踏み出してもらいたいです。

そういった想いから、こちらの診断をご紹介しました。

カウンセリングの現場でよくある「未来がボンヤリしている」というお悩みに対して、自分の得意なスキルが明確な方には、「やりたいこと探し」よりも「やりたくないこと探し」をしてみては? と ご提案しています。



なぜなら、キャリアビジョンを明確にするアプローチは、やりたいことを想像(妄想)するよりもやりたくないことを明確にする方がより現実的だからです。

どういうことかというと、興味があって実際にやってみたけど、「やりたいことじゃなかった」ってことはありませんか?

これって、残念ながら「やりたいこと」には出会えなかったけれど、自分が「やりたくないこと」は、体感できたってことなので、次からは「やりたくないこと」を避けて他の道を模索して、やってみればいいんです。

その結果、残ったことが自分の「やりたいこと」かもしれないですよね。

ただ、そのプロセスがあまりに大変だと続かないので自分が得意なスキルを起点に、行動できる方が楽に持続できます。

だから、まずは、自分が得意なスキルを知ることから始めてください。今はキャリアビジョンが描けなくても、興味のあることをやってみる。

そのキッカケとして、偶然をミライに活かす「5つのスキル診断」をご紹介しました。

もっと詳しく深く、自分の得意や強みを知りたい方には『さぁ才能に目覚めよう!』という本についたIDを使ってウェブにて診断することができる、「ストレングスファインダー」がオススメです。

次回は、自分の得意なスキルを一体どのように活用し、伸ばしていけばいいのかという具体的なヒントや実例をご紹介します。

今回の診断で点数にばらつきがなかった方は、ぜひ次回以降のコラムで5つのスキルの解説より、自己理解を深めていただくと、より自分の得意なスキルが認識できると思います。



クリスマスに、お正月とイベント三昧で年末年始、お忙しいと思いますが、今年一年を振り返り自分の得意なスキルの認識を深め、2022年は着実にチャンスの神様の前髪を掴んでいきたいですね!

いえ、こちらから掴んでいきましょう!

ではまた次回、お会いできるのを、楽しみにしております。

One more career  キャリアコンサルタント 篠田恵でした。

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執筆者プロフィール
篠田恵


国家資格 キャリアコンサルタント/育休後アドバイザー

1977年北九州生まれ。大学卒業後、ルイ・ヴィトンジャパンに14年勤務後独立。

全国5店舗200名の人材育成を経験する中で、問題児が別人のように化ける姿を目の当たりにし、唯一無二のキャリア開発にやりがいを見出す。キャリア形成支援歴は15年間でのべ700名。

篠田恵さんのプロフィールの詳細はこちらをご覧ください