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発達の遅れに気づきやすい「七五三」の法則!
対応が遅れて後悔しないためのタイミングとは?




はじめまして!
親子のコミュニケーションをスムーズにして、子どもの成長を加速する「発達科学コミュニケーション」創設者の吉野加容子です。

「家庭で365日の発達支援が1番!」という考えのもと、子どもの脳の発達に効果的な親子の関わり方やコミュニケーション方法をお伝えしていきます。

さて、早速ですが、皆さんのお子さんが保育園や幼稚園で過ごす中で、同じ月齢のお子さんと比べて我が子は発達が遅れているのではないか、と心配になることはありませんか?

あくまで私の経験則にはなりますが、3歳、5歳、7歳のタイミングで発達の遅れが気になることが多いように思います。

私はこれを、発達の遅れに気づきやすい「七五三」の法則!と呼んでいます。

それぞれの年齢で、どのようなことがきっかけで周囲との違いに気づきやすいのか、解説していきたいと思います。

3歳くらいは、ちょうど言葉の発達の遅れが気になる時期です。

保育園や幼稚園で集団活動をスタートする子が多い3歳は、家では気にならなかったのに、いざ集団に入ってみると、あれ?…と思うことも出てきます。

例えば、他の子より言葉が少ない、文ではなく単語だけで話す、質問と違うことを答える、一方的に喋ってしまう、自分からは話しかけない、黙り込んでしまう、などです。

5歳の就学前のお子さんの場合、5歳児検診がきっかけで気づくことが多いようです。

この時期は、集団活動にも慣れて社会性やルールを身につける時期なのですが、そこがなかなかうまくいかないことが、親から見ると気になるのかもしれません。

よくあるトラブルは、自分の好きなことしかやらない、お友達の物を取ってしまう、自分の主張が通らないと相手を叩いてしまうといったことです。

小学校に進学する7歳は、保育園や幼稚園の頃に比べて集団活動でのルールがより複雑になります。さらに、持ち物の管理や行動のコントロールの要素も加わるため、周りの子との差が見えやすくなる時期です。

授業参観などで学校生活を見たときに、立ち歩いたり、うわの空でぼーっとしているといった様子があると、「あれ? うちの子、ちょっと他の子と違う?」と感じて不安になることがあるかもしれません。



ただ、その悩みが専門家によるアドバイスが必要なレベルのものなのか、それとも子育て本を読めば解消できる程度のものなのか、この線引きがとても難しくなります。

そこまで目立った遅れはないし…。
病院にいくほどでもなさそう…。
と思うぐらいのレベルならば、ほとんどのお母さんは「様子をみる」という対応をされるかもしれませんね。

また、心配になって周りのママ友や友人に相談してみたら「大丈夫、心配しすぎよ」とか「大きくなったら、気にならなくなるわよ」と言われて、あまり気にしすぎないようにしたという方も多いかと思います。

けれども、この「様子をみる」という選択は、発達をさらに遅らせる可能性がある、注意すべき対応です。

その理由は、大人がなんとなく様子を見ている数ヶ月の間に、子どもの脳は著しいスピードで成長を遂げて、ガラリと変わってしまうからです。

だからこそ、早めの対処が肝心です。不安を感じたら、すぐにでも専門機関で相談をすること。

このとき注意していただきたいのは、発達障害の診断結果に振り回されないことです。

専門機関を受診すると、発達障害の診断には至らないケースが最も多いのですが、診断がつかないからと言って何もしなくてもよいということではありません。

診断がはっきりとつかない発達の「グレーゾーン」と呼ばれる子たちこそ、早めに対応すれば、集団生活でも問題なく過ごせるようになります。

また、子どもを変えようとするだけでなく、大人も対応を変えていくように努力すれば、子どもが自分の力でできることがどんどん増えていきます。

それによって、本人も関わる人たちもストレスが減っていくので、1日でも早く専門家による訓練をスタートしていただきたいです。



では、子どもの発達が心配なときは、まず始めに何をすればよいのでしょうか?

それはズバリ、子どもができないことよりもできることに目を向けてあげること、これに尽きます。

お母さんに肯定されていない子どもより、肯定されて育った子どもの方が、圧倒的に脳が発達しやすいといわれています。

それは、肯定されている子どもは、お母さんの言葉やアドバイスを素直に聞き入れることで、外界の情報を取り入れるスピードが速くなり、脳の成長が促されるからです。

反対に、否定ばかりされている子どもは、お母さんの言葉を聞き入れなくなるので、自己流の思考や行動を変えられず、脳のクセがエスカレートしがちになります。

つい、注意をしてしまうというお母さんは、「これをしちゃダメ、ここはこうしなきゃ!」という否定や命令の言葉を飲み込むところから始めてみましょう。

そして、お子さんがやっていることの中で、定着させたいと思っていることや当たり前にやってほしいと望んでいたことができたときは、「OKだよ!」「できてるよ!」と、本人に伝えてあげるとよいでしょう。

まずは2週間、この対応を継続してみてください。この方法は、褒め言葉よりも断然効果がありますよ。

次回は、子どもの脳の成長を促す具体的な関わり方についてお伝えします。
お楽しみに。

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執筆者プロフィール
吉野加容子



親子のコミュニケーションをスムーズにして子どもの発達を加速させる
発達科学コミュニケーショントレーナー

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