【篠田恵】自分の得意なスキルを意識的に活用し、偶然をキャリアに活かす方法<柔軟性スキルの活用事例と行動のヒント>

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2022.03.15

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【篠田恵】自分の得意なスキルを意識的に活用し、偶然をキャリアに活かす方法<柔軟性スキルの活用事例と行動のヒント>

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【篠田恵】自分の得意なスキルを意識的に活用し、偶然をキャリアに活かす方法<柔軟性スキルの活用事例と行動のヒント>

One More Career 人生の選択肢を一緒につくるキャリアコンサルタント 篠田恵です。
 

前回は、「偶然を未来に活かす『5つのスキル』」の中から「持続性」に着目し、その活用ポイントと活用事例、具体的アクションにつなげる質問の仕方をご紹介しました。
 

今回は、「好奇心」「持続性」「柔軟性」「楽観性」「リスクテイク」という5つのスキルの中から「柔軟性」を取り上げ、偶然を計画的に起こす方法についてお伝えします。
 

◎柔軟性スキルを活かすポイントは「他者フィードバックを受け入れる」こと

以前配信したこちらの記事では、


Q3 柔軟性 

最初に思ったことと違っても、柔軟に対処できる方だ

という質問に対して、5段階評価をしていただきましたが、この柔軟性を活かすポイントとは、ずばり「他者フィードバックを受け入れる」ことです。

その理由は2つ。

 
1つ目の理由は、ちょっとうまくなったり、できるようになると「自分はすごいんだ」と天狗になってしまい、人の話を聞かなくなる人が多くなるからです。

 
そうなってしまうと、残念ながら進歩や成長が止まり、同時に新しい出会いも少なくなっていきます。

 
2つ目は、当初立てた計画に固執することで、一度やり始めたら最後までやり抜くべきだという凝り固まった考え方をしてしまい、目の前のチャンスを見逃してしまうからです。

進化論で有名なダーウィンも、「最後に生き残るのは、最も強い者でも最も賢い者でもなく、最も変化に対応できた者だ」と言っているように、環境に適応する力はあらゆる場面で役立ちます。
 

卒園、入園シーズンの春先は、子どもの環境の変化に合わせて、自らの働き方を変えて転職する方も多い時期。柔軟性スキルを磨きスキルアップするならば、今は絶好のタイミングです。

 

ライフシフトの著者、リンダ・グラットン教授も、「最も大事なことは、人生の途中で変身を遂げること」と言われているように、人生100年時代をサバイブし、望むキャリアビジョンを実現するためには、変化し続けるマインドセットは不可欠だと、私は思います。
 

◎柔軟性スキルの活用事例

柔軟性スキルの活用事例としては、次のようなものがあります。
 

・他人の意見や提案を受け入れて、うまくいった経験を振り返る

・自分の成長や偶然のチャンスにつながるフィードバックをくれた人を思い出し、連絡してみる

・現状を自己開示し、他者フィードバックを求める

・他者からのアドバイスや提案を受け入れて、実行してみる

 
つまり、頭を柔らかくして他人の意見や新たな視点を受け入れてみること。過去にうまくいった経験の中に、あなたのスキルアップや成長をサポートしてくれるメンターがいるはずなので、その人を探してみて、アプローチしようという提案です。

このように、うまくいった体験のプロセスを丁寧に振り返ることで、いつ、誰の、どんなフィードバックが次につながったのかを効果検証してみると、今後行き詰まったときも、自分を助けてくれるメンターの存在が明らかになります。

◎自分だけの考えに固執していたら、キャリアアップはきっとできなかった

今からお話するのは、私自身のキャリアの遍歴です。

1.28歳で地元福岡の人と式場まで予約していたが、破綻。それ以降、福岡出身、福岡在住にこだわるのをやめたら選択肢が広がった。

2.30歳で結婚し、私は今から夫を支えるために生きていきます!と退職を願い出たが、退職は最後の切り札にとっておいた方がいいと上司から引き止められ、あ、それもそうだなーと、アドバイス通り松屋銀座へ転勤した。

3.3年おきに転勤のあるパートナーのおかげで、13年間で5回転勤、全国5店舗を経験。200名の人材育成を経験できた。

4.入社してずっとLeather担当マネージャーだったが、上司より新規参入カテゴリーWatch/Jeweleryのマネージャーをやってみないかと打診があり、未経験だったがやってみたら表彰され、全国マネジメント会議でプレゼンをすることになった。

5.2人目の産後3ヶ月のとき 、今のうちに、キャリアコンサルタント資格とったらいいんじゃないですか? とアドバイスいただき、即申し込み、400時間猛勉強して一発合格。今いただく仕事の大半は、国家資格のキャリアコンサルタントだからこそ任せていただいている仕事ばかり。

いかがでしょうか?

全てに共通しているのは、自分の考えに固執しすぎることなく、他人からのフィードバックや提案を素直に受け入れて、まずはやってみる。
 

その結果、たまたまキャリアが拓けたという事例をご紹介しました。

こうしてみると順風満帆のようなキャリアに見えますが、実際はいいことばかりではなく、降格になったり、2度も退職未遂を起こしたりと、辛く苦しい時期もありました。

そんなときはいつも、自分の考えに固執して頭でっかちになり、どんどん閉鎖的になっていたと思います。うまくことが運ぶときはその逆で、当初立てた計画がうまくいかなかったとしても、その時々に応じて柔軟に目標を変更して、動き続けていました。

13年の会社員時代から、専業主婦、6年の個人事業主と、ライフスタイルに合わせて働き方を柔軟に変えていく中で、苦しいこともたくさん経験しました。だからこそ皆さんにも、状況に応じて柔軟に対応しながら、オープンマインドで他者の視点をどんどん取り入れつつ、自身の可能性を無限に広げていただきたいと思っています。

最後に、柔軟性を具体的アクションにつなげる1つの質問を贈らせてください。



◎柔軟性を具体的アクションにつなげる1つの質問

Q:人のアドバイスを取り入れうまくいった経験について

いつ、誰の、どんなフィードバックでしたか?

今、このタイミングで思い出しながら、ぜひ書き出してみてください。


具体的アクション:

偶然の幸運のきっかけとなるフィードバックをくれたキーパーソンに、会いに行こう!
 

前回もお伝えしましたが、悩んでいる方の多くは、視野狭窄の罠に陥り、2択でしか考えられずにドツボにはまっていることが多いです。
 

もし今、行動に軽やかさがなく、流れが滞っていると感じるのならば、まずは自問自答を一旦やめて、他者に相談してみましょう。
 

もし今、私ちょっと天狗になってるかもしれないと心当たりがある方は、自分から他者にフィードバックを求めてみてください。
 

自分のことほどわからないものなので、日頃からオープンマインドで自己開示し、フィードバックを求めることで、自分が知らない未知の自分を発見できます。

自己開示とフィードバックの往復は、自己理解が深まるだけでなく、相手との良好な関係構築にも効果抜群です。
 

ぜひ、試してみてくださいね。
 
次回は、「楽観性」スキルのポイントと、具体的な活用事例、行動に繋がるヒントについて理解を深めていきたいと思います。
 

なんとかなるさと新しい変化を楽しめるようになるにはどうしたらいいのか、一緒に取り組んでいきましょう。
 

ではまた次回、お会いできるのを、楽しみにしております。

One More Career キャリアコンサルタント 篠田恵でした。
  
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<執筆者プロフィール>


篠田恵

国家資格キャリアコンサルタント/育休後アドバイザー

1977年北九州生まれ。大学卒業後、ルイ・ヴィトンジャパンに入社13年勤務。

現在は、社外キャリアコンサルタントとして1on1コーチ、キャリア面談、セミナー、コラム執筆、複業キャリア支援、コミュニティ主宰等「キャリアに新たな選択肢を」をモットーに、自身も複業パラレルワーカーとして活動中。

篠田恵さんのプロフィールの詳細はこちらをご覧ください