【篠田恵】偶然をキャリアに活かす5つのスキル<強みを知る「自己分析ワーク」>

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2022.06.22

篠田恵

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【篠田恵】偶然をキャリアに活かす5つのスキル<強みを知る「自己分析ワーク」>

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【篠田恵】偶然をキャリアに活かす5つのスキル<強みを知る「自己分析ワーク」>

One More Career 人生に新たな選択肢を。社外キャリアコンサルタント 篠田恵です。

前回は、「偶然を未来に活かす『5つのスキル』」の中から「リスクテイキング」に着目し、その活用ポイントと活用事例、具体的アクションにつなげる質問をご紹介しました。

今回は、「好奇心」「持続性」「柔軟性」「楽観性」「リスクテイク」という個々に学んできた5つのスキルを活かすのに欠かせない、自己認識の中から、強みを知る方法についてご紹介いたします。

◎強みを活かす!

今回半年に渡り、偶然を未来に活かす5つのスキルをご紹介してきましたが、その中で私が最も大事にしてきたポイントは、「強みを活かす!」こと。

自分の強みには、なかなか気づけないことも多いもの。
そこで、赤字続きだったユニバーサル・スタジオ・ジャパンを見事V字回復に導いた、マーケッターの森岡毅さんによる強みの見つけ方をご紹介します!

◎強みを探す!

早速ですが、自分の強みはどこにあるのでしょうか?

結論:強みは「好き」の中にある
強みの発見ポイント:名詞ではなく、動詞で探すこと

例えば、
料理が好き(名詞)
で終わらせるのではなく、
料理の前に「段取りを考える」のが好き(動詞)

作った料理を食べながら「家族と会話する」のが好き(動詞)

決まった予算で「高い評価を得る」のが好き(動詞)

といったように、なぜ好きなのかまで掘り下げ、その活動の中で自分は何をすることに魅力を感じているのか、記憶を紐解きながら考えてみることがポイントです。

・どんな時に自分が充実していたか?
・何をしている時、面白かったのか?
・いくらやっても飽きなかったことは?
・周囲から見て、自分が生き生きとやっていることは?

これらを思い出したり、周囲に聞いたりしながら、自分が好きな行動を、最低50個以上、付箋に書き出してみましょう。

◎「強み」を3つの種類で捉える

自分の得意な行動は、以下、3つに分類することができます。

T(Thinking):問題を解く、計算する
C(Communication):人と会う、話をする
L(Leadership):自分で物事を決める、人の世話をする

先ほど付箋に書き出した動詞を、次のように、3つのパターンに分類していきます。

料理の前に「段取りを考える」のが好き(動詞)
→T(Thinking)

作った料理を食べながら「家族と会話する」のが好き(動詞)
→C(Communication)

決まった予算で「高い評価を得る」のがすき(動詞)
→L(Leadership)

そして、T・C・Lに分類された動詞の個数をみて、自分の強みの傾向を認識します。

T(Thinking)の人
:考える力/戦略性が強みになる

C(Communication)の人
:伝える力/人と繋がる力が強み

L(Leadership)の人
:変化を起こす力/人を動かす力が強み

ちなみに私の場合は、3つとも大きな差はありませんでした。変化を起こす力であるLが一番多く、伝える力のCと考える力の Tが同数でした。

このように、自分の傾向が見えたら、次はどの分野で強みを磨いていくのかを見極めていきます。

◎強みを活かした職能を選ぶ

T(Thinking)の人
:考える力/戦略性が強みになる

C(Communication)の人
:伝える力/人と繋がる力が強み

L(Leadership)の人
:変化を起こす力/人を動かす力が強み

こちらは、強みと同時に、専門性の土台となるコンピテンシー(基礎能力)を表しています。具体的には、

Tが多い人
:思考力を活かせる仕事が向いている(研究職やコンサルタントなど)

Cが多い人
:対人能力を活かせる仕事が向いている(営業やPRなど

Lが多い人
:持ち前の統率力を活かせる仕事が向いている(経営者や管理職など)

T、C、Lの大まかな3区分で、ざっくりと自分の特徴と職能の傾向がわかると、どの方向に進むべきか、未来の方向性が見えてきたのではないでしょうか。

◎選択と集中

自分の強みを3つの動詞で認識し、どの能力に集中して投資すべきかがわかると、限りある自分のリソース(時間・体力・精神力)を有効活用することができるようになります。

自分が将来進むべき大まかな方向性が見えてきたら、あとは、自分の特徴が今の職能で活かせそうかを見極め、戦略なきキャリアから脱出していきましょう。

◎戦略なきキャリアからの脱出

以前、目標が見出せずに悩んでいる方に向け、計画的偶発性理論(偶然は避けられないけれど、偶然を活かすために準備できることがある)についてご紹介しました。

そこでお伝えしたのは、キャリアプランはなくてもいいけれども、行き当たりばったりで、偶然のラッキーが起こるのをただ待っていればいいというわけではないということです。

先の未来が描けなくても、準備できることがある!ということが、大事なポイントになります。

本日は、偶然のラッキーを掴むそのために欠かせない準備として、自分の強みを知る必要があり、その発見方法についてお話ししました。

自分は何者で、どんな特徴があって、どんな時に幸せを感じるのか、どんな職について、どんな人生を送りたいか。

こうして、自分を知ることで、自己認識力が高まっていきます。

◎自分でコントロールできる3つに集中する

未来はコントロールできないけれど、

①自分の特徴を理解し
②強みを磨く努力をし
③活かされる環境を選択する

この3つは、自分でコントロールすることができます。
むしろ、自分でコントロールできる変数は、この3つしかないと森岡さんは言い切ります。

あなたにしかコントロールできない、一度きりの人生!
人生の最後にその責任を引き受けるのもまた、あなたしかいません。腹を決めて、一緒に未来をつくっていきましょう!

One more career キャリアコンサルタント 篠田恵でした。


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<執筆者プロフィール>


篠田恵

国家資格キャリアコンサルタント/育休後アドバイザー

1977年北九州生まれ。大学卒業後、ルイ・ヴィトンジャパンに入社13年勤務。

現在は、社外キャリアコンサルタントとして1on1コーチ、キャリア面談、セミナー、コラム執筆、複業キャリア支援、コミュニティ主宰等「キャリアに新たな選択肢を」をモットーに、自身も複業パラレルワーカーとして活動中。

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