【吉野加容子】お子さんのイヤイヤ発言への上手な対応方法とは?

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2022.02.22

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【吉野加容子】お子さんのイヤイヤ発言への上手な対応方法とは?

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【吉野加容子】お子さんのイヤイヤ発言への上手な対応方法とは?

「お風呂は入らない!」

「弟とはもう遊ばない!」

「ママなんて嫌い!」


そんなお子さんのネガティブな発言を聞いた時、皆さんは何と言って切り返していますか?


そもそもネガティブとは、物事を消極的に悪い方向に考えてしまうことです。


子どもにそのように考えてほしくないと思うママは、「そんなこと言わないの!」と子どもの言葉に対して、否定的な態度をとってしまうかもしれませんね。


けれども、子どものネガティブな発言は自動化している、ただの「口グセ」という場合があります。


「お風呂は入らない!」と言いながら、入るとすっかり長湯になったり、「弟とはもう遊ばない!」なんて言いながらも、いつの間にか仲良く遊んでいたりすることなんて、よくあることです。

こうした「嫌い」という言葉のようなネガティブな発言は「よし!」と気合を入れるスイッチになっていることも多いです。

もちろん子どもが「嫌い!」と言うときには、本当に好きではないと思っていることもあります。


しかし、嫌いと言いながら実際にはちゃんとお風呂にも入るし、弟とずっと口を聞かないなんてことを望んでいるのではないですよね。

ものすごくやりたいことではない、心から楽しいワケでもない、そうかと言って自分でも良くないなとわかっているから、お風呂にも入るし弟とも遊んであげる。

つまり、子どもなりに気持ちに折り合いをつけている状態なのです。 子どもだって本心をボヤきたくなったり、弱音を吐きたくなることもあります。


そんなときには「言っちゃダメ!」と注意するのではなく、子どもの本心をしっかりと言わせてあげるのが正解です。


そして、

「どうしたい?」

「どんな気持ち?」

と、もっと深く聞いて発散させることで、気持ちが安定してきます。

この話の中で私が皆さんに気づいていただきたいのは、私たち大人は子どもの言葉に振り回され過ぎていないかな?ということです。


特に、発達障害の診断のある子どもやグレーゾーンの子どもは、言葉の裏を読まずに、言葉通りに受け取ってしまったり、自分の思っていることをうまく表現することが苦手だったりします。


すると、子どもは思い通りにいかないことが悔しくて、言葉にならない想いを短絡的な言葉として「ママなんて嫌い!」などと言ってしまうのです。


例えば、子どもが楽しくテレビを見ているタイミングで、お風呂の時間よと声をかけたとき、「ママなんて嫌い」と言うのは「まだテレビが見たい!」という気持ちが入っているのかもしれません。


弟にちょっと意地悪したところをママが叱ったときの「ママなんて嫌い」には「本当はかまってほしいな」という気持ちが隠れているかもしれませんよね。


子どもの気持ちに目を向けないままネガティブな言葉だけを受け止めて否定してしまっては、子どもは言いたいことをさらに言えなくなってしまいます。


「テレビ、もっと見ていたかったんだね」
「本当はママとも一緒に遊びたいのかな?」


と、気持ちを代弁する言葉をかけると、子どもはわかってもらえた安心感から、素直な気持ちを表現できるようになってきます。


つまり、お子さんとやりとりしてほしいのは、言葉ではなくて子どもの本当の気持ちであり、本心です。子どもは、真っ直ぐに本心をぶつけてきます。良いとか、悪いとか、そのようなことは関係なく、今の感じたままの気持ちを表現してくれるのです。


なぜならば、子どもはお母さんともっと話をしたいからです。

親子のコミュニケーションは単なる言葉のやりとりではなくて、本心を表現し合って、お互いにわかり合うことがゴールです。


そのためには、子どもの言葉にすぐに反応するのではなく、まずは一呼吸置いてみる。そして、子どもの本当の気持ちを理解してから伝えることを意識してみてくださいね。


本心のやりとりを大事にすると、子どもとの新しい世界が広がって、今まで行き詰っていたことも、前向きに進むようになります。 そして、気持ちを理解してもらえたことで親子の絆が生まれ、嫌なことさえも楽しいことに変換して、どんどん挑戦できるようになっていきますよ。


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<執筆者プロフィール>

吉野加容子
親子のコミュニケーションをスムーズにして子どもの発達を加速させる
発達科学コミュニケーショントレーナー