【吉野加容子】子どもたちの不安を自信に変える春休みの過ごし方 ~家族で成功体験の振り返りをしよう~

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2022.03.25

吉野加容子

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【吉野加容子】子どもたちの不安を自信に変える春休みの過ごし方 ~家族で成功体験の振り返りをしよう~

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【吉野加容子】子どもたちの不安を自信に変える春休みの過ごし方 ~家族で成功体験の振り返りをしよう~

すっかり春になり、暖かく過ごしやすい季節になりましたね。年度末となる3月は、進級、入園、入学と新しい環境に移る前の準備期間でもあります。

去年の4月には一人でできなかったことが、今ではこなせるようになっているといった、目に見える成長も感じられる時期なのではないでしょうか。

今回は、お子さんの「できた!」という体験を偶然で終わらせず、新年度からの自信とやる気につなげる裏技をお伝えします。

4月から入園式、入学式を迎え、新しい環境での生活がスタートする人は、少し注意が必要です。
年度末に力を十分に発揮できたのは、1年かけて慣れ親しんだ人や場所があったからこそ。4月からの活動は、今までの環境とはガラリと変わるので、そこでの生活に慣れる必要があり、今までとは勝手がまったく違うのです。

特に発達障害の診断をもつお子さんやグレーゾーンのお子さんは、先のことを見通す力が弱いので、初めての場所が苦手だったり、不安が強くてうまく活動できなかったりすることが多いです。

入学式などの行事は決まりごとが多く、いつもと違う環境なので自信がもてずに戸惑ってしまいます。
さらに、発達障害やグレーゾーンのお子さんは、脳の特性でネガティブな記憶を貯め込んでしまいがちなので、小さな失敗からでも
「僕はどうせできないんだ…」
「僕は〇〇が苦手だから…」
というマイナスのイメージを植え付けてしまい、ネガティブ思考を加速させてしまうのです。

だからこそ、お子さんがしっかりとした自信をもつために、ママのサポートが大切になってきます。
春休みの過ごし方を工夫して4月の行事からスムーズにスタートできる準備、整えていきましょう!
そこで、今回私がおすすめするママのサポート方法は

①お子さんが上手くできた思い出写真を家のあちこちに貼ったり、うまく活動できた動画をお子さんと一緒に何度も見る。

②写真や動画を見ながら、ことあるごとに褒めたり、「この時は~~してカッコ良かったよね」と肯定的な言葉を伝える。
この2つです。

これは、いつも目にするところに写真があって、なんども話題にされることでお子さん自身も目で見て自分ができたこと、成功体験をしっかりとインプットすることができます。
そして、自分が上手く行動できたことを家族から褒められることによって、耳からの情報として「僕もうまくできた!」と認識できるようになります。

例えば
「○○くんと仲良くできたね」
「運動会、頑張って走ってたね」
「お野菜もたくさん食べられるようになって、こんなに背も伸びて、お母さん本当にうれしいな」など
写真や動画を見ながら、この1年間でできるようになったこと、頑張ったことをしっかり取り上げて声をかけてあげて欲しいのです。

こうした成功体験の振り返りを春休みの時期に日常的に経験することで、短期間でお子さんの自信となっていきます。
褒めて自信をつけることは、お子さんの持っている力を伸ばすことの土台になります。

発達障害やグレーゾーンのお子さんでも、定型発達のお子さんでも、自分に自信があるからこそ、少し難しそうなことも、初めてのこともチャレンジすることができるのです。
せっかくお家にいる春休み。ぜひ、成功体験を刻んでお子さんの自信をはぐくむ時間にしてあげてくださいね。

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<執筆者プロフィール>

吉野加容子
親子のコミュニケーションをスムーズにして子どもの発達を加速させる
発達科学コミュニケーショントレーナー