【吉野加容子】子どもの不注意が心配なママにやってもらいたい対応法①注意力散漫になるのを防ぎ、行動をコントロールできるようになるには

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2022.05.27

吉野加容子

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【吉野加容子】子どもの不注意が心配なママにやってもらいたい対応法①注意力散漫になるのを防ぎ、行動をコントロールできるようになるには

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【吉野加容子】子どもの不注意が心配なママにやってもらいたい対応法①注意力散漫になるのを防ぎ、行動をコントロールできるようになるには

目が覚めたら「今日もたくさん遊ぶぞ~!」と、元気スイッチが入る、朝から大活躍のお子さんって多いですよね。

元気いっぱいで嬉しい反面、ママは今日も始まったわ!と気合を入れる時間だと思います。

そんな活動的なお子さんと一緒に遊んでいて、気になる様子や行動はありませんか?

周りをよく見ていない
出かけると迷子になる
呼んでいるのに気付かない
気になるものがあるとつい触ってしまう

こうした行動を見て、ママもつい「待って」とか「お話聞いて」とか「危ないよ!」と、子どもに大きな声で注意することが多いかもしれませんね。

そして、これが毎日のことだとママも子育てにイライラしたり、疲れてしまったりすることもあるでしょう。

怪我やトラブルを起こさないようにと、子どもの気になる不注意な行動を、なんとか軽減していきたいと思うのも親心。

発達障害やグレーゾーンのお子さんの場合、注意力散漫になりがちで、気になったことに気を引かれて、ちょこまかと落ち着きなくよく動きます。

「ママ、あのおもちゃがない!」とすぐ近くに置いてあるのに探し回っている、なんてこともあるかもしれません。

色々なことに気が散るので、持っていたものをどこかに置いたまま、わからなくなってしまうというのもよくあることです。

私たちは普段、生活環境から様々な五感情報を受けとって、何かを考えたり、思い出したり、理解したりと、脳が同時にいろいろなことを処理しています。

その中で、注意を向けるためには、「知覚・認知・思考のうちどれか1つの対象に意識を向けて、明確に対象を捉えること」が必要です。
さらに、一度向けた注意をずっとキープすることも重要なのです。

けれども、発達障害・グレーゾーンの子どもにとってその対象に興味がない場合や、もっと別に面白そうな物を見つけたときは、意識を1つに向けることが難しいため、すぐに注意がそれてしまうのです。

家の中も、カラフルな本や雑貨、家族が話している声やテレビの音など、子どもの注意を引くたくさんの刺激であふれています。

そのため、子どもの気持ちがあちこちにいって1つのことに意識が集中しづらいため、ちょっとした不注意が起きてしまうのです。

それでは、どうすれば1つのことに注目して、不注意な行動を軽減させることができるでしょう。

通常、子どもに
「○○しちゃだめよ」
「よく見てね」
「注意して!」
と声をかけていても、まず意識が向いていないので、ママの言うことは聞けません。
ですから、子どもがママの話す言葉に意識が向くような工夫をしてみてほしいと思います。

例えば
子どもに注目させるために、
あえて小さい声で指示を出してみる
刺激が少ない方向に目線を向けさせて話をする
「大事な話をするよ」と前置きをして注目を集めてから話す
といったことが効果的です。

さらに、子どもの不注意を軽減させて注意を向けやすくなる遊びをご紹介します。

実は、不注意の軽減には行動の抑制を覚えさせることが必要です。

行動の抑制とは、自分のしたい行動を思いとどまり、行動しない選択ができるようになること。
これができたら、一気に不注意は軽減していきます。

行動を抑えることに慣れてもらうには、「体の動きを止めること」を遊び感覚でやるのが効果的です。

例えば「だるまさんがころんだ」の遊びは、鬼が振り返っている間は動きを止めなければなりませんよね。

キープする時間を少しずつ長くして、自分の意志で行動のコントロールがうまくできるようになると、集中力が身につきます。

これをお家でできる遊びに発展させるとすれば、例えば
・動いたら負けゲーム
・目をそらしたら負けゲーム
などが効果的です。

行動抑制の力が身についてくると、だんだんと身の回りのことに注意が向けやすくなっていきます。

親子で楽しく遊ぶことを通して、お子さんの注意力をUPさせてあげてくださいね。


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<執筆者プロフィール>

吉野加容子
親子のコミュニケーションをスムーズにして子どもの発達を加速させる
発達科学コミュニケーショントレーナー