【吉野加容子】子どもの行動は記憶に左右されるって本当?言っても聞かない子どもが動き出すママの声かけのヒミツ

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2022.09.22

吉野加容子

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【吉野加容子】子どもの行動は記憶に左右されるって本当?言っても聞かない子どもが動き出すママの声かけのヒミツ

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【吉野加容子】子どもの行動は記憶に左右されるって本当?言っても聞かない子どもが動き出すママの声かけのヒミツ

新学期がスタートして、忙しい毎日にそろそろママもお子さんも疲れが出始めるころかもしれませんね。

運動会の練習もありますし、早くお風呂に入って寝かせたいのに、「お風呂入る時間だよ〜」と言っても子どもが聞いてくれない、動いてくれないということはありませんか?

きっと、1回目は優しい声で「お風呂だよ〜♪」と声をかけていたのに、何度声をかけても動いてくれないと、だんだんママもイライラ…。

徐々に声を荒げてしまって、最後は「だからお風呂だって言ってるの!!!」と怒鳴ってしまう、なんてこともあるかもしれません。

実は、発達障害・グレーゾーンの子どもは、良いことに比べて悪いことの方を記憶しやすいことが多いんです。

・怒られたこと
・上手くいかなかったこと
・怖さや不安を感じたこと
・恥ずかしかったこと
・「違う!」と思ったのに上手く説明できなかったこと
・寂しかったこと
・してほしいことをしてもらえなかったこと

など、ずっと覚えている子が多いです。(もちろんタイプが違う子もいますから、一概には言えませんが)

ですから、お風呂の時間に子どもを叱ってばかりいると「お風呂の時間になるとママに叱られる」と嫌な感情ばかりが記憶されてしまい、ますます行動できなくなってしまいます。

嫌な記憶が蓄積されると、どうして行動できなくなってしまうのか?
その秘密は、脳の記憶のメカニズムにあります。脳の中で記憶と感情の中枢は隣り合っていて、強く繋がっています。

つまり、「記憶は、感情に影響する!感情は、記憶に影響する!」という法則があります。

また、記憶力というと学校での勉強などに大きく影響するように感じますが、実は家庭での身の回りの行動にも関係しています。

当たり前ですが、着替え、朝のしたく、お風呂、歯磨きなど、日常の行動をこなすことにも脳を使っています。

そのため、毎日の当たり前の行動を記憶させたいときは、ママの声かけを工夫してポジティブな感情を与えながら、できることを増やすことが大事なのです。

上手に子どもの記憶をつくって、毎日の行動を定着させられる声かけをしていきたいですね。

ここからは、指示出しをするときにネガティブな声かけになっているかも・・・と心配になっているママへ裏ワザをご紹介します。

それは・・・語尾に「ね」をつけること!

「お風呂入りなさい!…ね」
「ゲームやめなさい!…ね」
「早くご飯食べちゃいなさい!…ね」

後付けできるのが「ね」の威力です。
しまった、強く言っちゃった!と後悔しなくても大丈夫。
手遅れだと思わずに、正々堂々と「ね」をつけてみましょう。

そして、更なるワンポイントは、お子さんの行動に時間がかかった場合でも「自分でこられたね、待ってたよ〜」と言ってハグやハイタッチをすることです。

これによって、子どもの「できた!」の行動に、より肯定的な印象を与えることができます。

すると、ポジティブな記憶がどんどん蓄積され、自己肯定感が上がることで、ママが待ってくれるから次もやってみようという自立につながります。

このように、ほんの少し親子のコミュニケーションを変えるだけで、だんだんとお子さんがスッと行動できるようになりますよ。

ぜひ、試してみてくださいね。

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<執筆者プロフィール>

吉野加容子
親子のコミュニケーションをスムーズにして子どもの発達を加速させる
発達科学コミュニケーショントレーナー